1-1-1 Scala43 : Alfa Romeo 1300GTAJ (2003/02月)
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1/43スケール Scala43社製 Alfa Romeo GTAJ "Hahn"
1971 DRM
306MAXIがいつまで経っても完成しないのに、浮気してこれを製作しました。
ほんとは製作中画像を撮って、製作記を書ければ良いのですが、私は製作中に作業中断して撮影
するのがニガテなので完成写真のみで失礼します。 製作期間は40日程でした。
ジュリアスプリントGTは一時期非常に興味があった車なので、GTAJに関する資料は結構持って
いるのですが、この"Hahn"というチームの車に関する資料は皆無で、このキットのインストにある
1枚だけの実車写真が唯一の資料です。
あの名著 "Alleggerita" のレジストリーにも全く記載がありませんでした。
と、言う訳で資料のない部分はテキトーにカッコイイように製作しました。

2002年11月のある日、モデルガレージロムにて、これのメーカー完成車を見た瞬間、物欲が涌いて
きました。
今までGTAm/GTAJのオーバーフェンダー車のキットは1/24にせよ1/43にせよ、いくつかありました
が、「これだ!」という決定版のキットがありませんでした。
GTAm/GTAJのキモはオーバーフェンダーの形状と、ホイル/タイヤの大きさだと思うのですが、この
キットはその辺のバランスが良く、さらにパーツ構成も旨く、造りやすそうで一目惚れでした。
このScala43のキットは、仕様違いでバリエーションがGTAJ/GTAm合わせて20種程あるのですが、
バリエーション中で唯一、「ドアウインドウがGr.5パーツのスライディング式窓になってる。」という
理由でこの"Hahn"を選びました。
ボデー色はグンゼの「モンザレッド」で塗りましたが、かなりオレンジ色っぽくなってしまいました。
昔はラッカー系でイタリア車の赤と言えば「グンゼのモンザレッド」だったのですが、ちょっと違和感
ありますね。 実車はもっと濃い赤のような気がします。
スジ彫りは全体的に太過ぎだったので、ほとんどをパテ埋めして彫り直しました。

オーバーフェンダ付きGTAJのフロントビューは、寄り目のヘッドライトと丸っこいオーバーフェンダ
の造形がマッチして、ある意味カワイいのですが、資料と比較するとフェンダー前端の「ほっぺた」
に相当する部分の肉が少なめなので、ポリパテで多少肉付けしました。
実車の活躍当時のアウトデルタ製オイルパンは深いもので、前から見るとボデー下に覗くのが
カッコいいです。
このキットではホワイトメタルのパーツが付いてます。私はさらに迫力を出そうと、オイルパン取付部
をパテで整形して取付位置を下げましたが、チョッと低くし過ぎたようです。
Fグリル下の長円形のエアインテ-ク穴2ヶは、キットでは凹みがモールドされていて黒く塗るだけ
なのですが、ここはGTA/GTAJの特徴である部分なので、網を入れました。網は
#100の真鍮
メッシュです。「ボデー色とメタルプライマーを混ぜたもの」をエアブラシで吹いて着色して、モールド部
に嵌め込みました。
そうすると、今度はキット附属エッチングパーツのグリルと網目粗さが合わないのでグリルもメッシュ
と洋白線で造り直しました。
(中央のアルファの盾はキットのエッチングパーツです。良く出来ています。)
グリル左右端のウインカー/車幅灯はボデーにモールドされていたのですが、塗り分けが面倒なので
削り去り、洋白板で造ったパーツを研ぎ出し後に貼り付けました。

テールランプはエッチングパーツが附属しており、それを
クリア赤/燈 に色を塗るようになって
いましたが、薄っぺらいのがイマイチだったので、アクリル板でレンズを造り、エッチング上に貼り
つけました。
牽引フックは、資料では1971年当時は取付てない車が多かったようですが、付いてないのも寂しい
ので洋白線で造り、黄色く塗って付けました。

ドアノブとキー穴は、モールドしてあったのを削り去り洋白線で造り直しました。
形状はGTA/GTAJ独特の質素なタイプです。
サイド出しのエグゾーストは、キットではアルミパイプをつぶして長円形の出口のみを付けるように
なっていましたが、真鍮線等を材料に、アウトデルタ製の特徴である出口直前にあるタイコを表現し
ました。 色も当時のアウトデルタパーツと同様に艶消し白です。

このキットの魅力のうちの一つが、この良く出来た形状のホイルなのですが、ハブセンター穴が
筒抜けなので、前輪はドーム型、後輪はフラットなタイプのハブベアリングカバーを真鍮線で造り、
付けました。

内装は、キットのセンターコンソール形状が間違っていて「2000GTV」の形状になっています。
内装は目だたないということで、そのまま組みました。
(ダッシュボードは、ちゃんと1600/1300形状のが附属しているのですが。)
シートベルトは、私のニガ手なところなを頑張って付けましたがベルトが黒で目立たないのが
残念です、、、。

1/43スケールの大きさはこんな感じです。
追記:Alleggeritaについて、
私が今までに購入した書籍で一番高価な本です。'97年頃入手しました。

"Alleggerita"
Tony Adriaensens著 Corsa Research Production 刊 1994年 英文
アルファロメオ ジュリアスプリントGTA/GTAJ/GTAm に関する資料の決定版といえる本です。
シリアルナンバーが打たれているのですが、2500冊限定出版らしいです。
箱に入った状態で売られていました。 クアドリフォリオのシールで封印された箱を開けると、
本書の他に
・1600GTAのオーナーズマニュアル(新車買うと付いてくる取説)
の復刻版
・アウトデルタ作成図面!の青焼き 4枚(1300GTAJの16バルブヘッド、オイルポンプ取付部など)
が入ってます。
本には、各車型の概要、アウトデルタのレースキットパーツの紹介、レースでの戦歴の記述や、
ホモロゲーションシートの写し(伊文)があったり、アルファロメオ社の資料館からの写真が
あったり、レジストリーがあったりで、圧巻です。
貴重な記述としては、GTA-SA(1600GTAに油圧駆動!のスーパーチャージャーを付けた車)に
関して詳細な説明があります。この車に関して、ここまで詳細な記述は他では見たことありません。
レジストリーは、所在が追い切れてない車も多いのですが、
(GTA/GTAJ/GTAm合計の生産台数は1000台程)
他の雑誌等でシャシナンバーが記載されている車と照合すると見事に履歴が合致したりします。
どちらかというと、「実際にGTAを所有している人」向けの本だと思いますが、素晴らしい本です。